ヨーロッパ旅行2014【Vol.3_バチカン市国編】

イタリアの3日目の朝。

今日もベーコンがすこぶるうまい朝食と旨いコーヒーと超フレッシュなオレンジジュースでテンションが上った。

朝食をしている場所ではキリストの壁画があって、そのマチエールが朝食の味を引き上げていた。

朝食もそこそこに部屋に戻って、バチカン市国に向かう準備とチェックアウトの準備をした。

荷物をホテルに預けて、ホテルにタクシーで呼んで貰って直行でバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に向かった。

ホテルからくねくねと石畳を走ること、約20分くらいで辿り着いた。

歴史的建造物って何とも言葉では良い表す事が難しい、と言うか言葉が見つからないのが正しい。

バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に入る為に朝の9時頃だと言うのに、もうすでに大行列だ。

サン・ピエトロ大聖堂の外観は眩しい白色で更に建物の上には、沢山の聖人の石像が立ち並んでいて、世界を見守っているようだ。

並ぶこと、約1時間で中に入れた。入って直ぐ右側に人だかりが出来ていたから近づいてみると、そこにはミケランジェロが25歳の時に作成した、ピエタ(※1)があった。

※1.死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵の事を指す。

ミケランジェロのピエタは、500年前に作られてたとは思えないくらいに、とても美しくて輝きを放っていた。それでもって、悲しみも伝わってくる。
まさに時空を超えていて、彫刻作品の最終形態がここにあるような感動する作品だ。

ミケランジェロのピエタ
美しすぎるミケランジェロのピエタ

サン・ピエトロ大聖堂の中は本当に芸術作品の中の空間といった感じで、こんなにでかい教会があるもんなんだと、関心した。

更にサン・ピエトロ大聖堂の中にちょっとした博物館があって、そこに少しお邪魔をした。

その中にお土産屋があったので、ピエタの置物とローマ法王の腕輪とか諸々を購入した。面白かったのは、ローマ法王がキャラクター化してて、色んなお土産に肖像画が入っていた。これはご利益がありそうだ。

サン・ピエトロ大聖堂を出た後は外にあるお土産やさんで妻とお互いの実家に絵葉書を送った。

バチカン市国から絵葉書送信!
バチカン市国から絵葉書送信!

サン・ピエトロ大聖堂でお腹いっぱいになった後は、近くにあるシスティーナ礼拝堂へミケランジェロの天井画を見に行こうと思ったら、もの凄い行列だった。暫く並んで待つことにした。すると、Mr.Unisexのお腹が急に痛くなってきた。慌てて、近くのカフェにトイレを借りに急いだ。片言の英語でなんとか伝えたが、トイレを借りるのにスムーズに行かず、なんだか心の中が不安定になってしまった。これだから小心者は困ります。

並んでいる人に聞けば、3時間待ちだそうで、入れる頃には日も暮れてそうなので諦めた。
事前に予約をしておけば良かったぜ。ローマなんかそう滅多に来れる場所では無いだけに残念だが、諦めてフィレンツェに向かう事にした。

朝まで泊まっていたホテルの待合イスに座って電車の時間になるのを待ち、時間に近づくとタクシーでテルミニ駅に向かった。

前日に怖い思いをした駅という事もあり、ドキドキしながら電車に乗り込んだ。

約90分間の電車の旅は窓をみるととてもワクワクする時間となった。出発して暫くは都会的な風景が続いていただが、段々と田舎の風景に変わってきたあたりは心が落ちついてきた。

やっとの思いで到着した、フィレンツェに妻と降り立った時は感動した。

フィレンツェの街はローマより一層古い街の風景で、ダビンチやミケランジェロがこの街を歩いていたんだと思うとなんだかとても信じられない気持ちと、味わいのある建物群と町の風が郷愁を誘った。

フィレンツェに着いてすぐにホテルを探し、チェクインをした。

ローマより雰囲気の落ちる部屋やったけど、部屋にシャンパンのサービスがあって、メチャ嬉しかった。新婚旅行であることを事前に伝えておいたお陰かな?

Mr.unisexのお腹の調子が悪いので、妻には悪いが、部屋で食べることにした。

少し休憩をしながら荷物の整理をして、食料の買い出しの為にフィレンツェの街に出かけた。持ち帰りの出来る惣菜屋さんがあちこちにあって便利だった。中国系のイタリア人がやってるスーパーでビールを買って、ラテン系のおっちゃんがやってる惣菜屋でてんこ盛りのイタリアンフードを買ってホテルに戻った。

時間は20時頃だけど、まだまだ明るいヨーロッパ。コバルトブルーに少しだけ白を混ぜた爽快な空の下、ドゥオーモが見えるベランダでシャンパンで乾杯しながら、日本から持ってきた柿ピーやどん兵衛等を食べて、晩ご飯とした。

ホテルのベランダからドゥオーモを眺めながら乾杯!
ホテルのベランダからドゥオーモを眺めながら乾杯!

明日は目玉の一つ、ウフィツィ美術館だ。とても楽しみ。

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