2015年の5月に嫁の妊娠が分かって、所謂ベビームーンに行こうというのだ。
9月に休みを取って、どこに行こうかと色々と話し合って決めたのが京都だった。お腹も大きくなってきて、遠出がしんどいらしくて、近場の京都になった。
宿は色々と悩んだが、Appleのジョブちゃんも宿泊した、俵屋にした。そう、京都三大旅館の一つだ。
せっかくなので、京都の気になるとこを巡ろうと思って、計画を練った。
1、後輩のレオポンが働いている旅館に行ってちょっかいを出しに行く
2、efish【エフィッシュ】(五条にある元Appleデザイナーがオープンさせたカフェ)
3、三十三間堂(ここのお香が欲しくて・・・)
4、将軍塚青龍殿にある吉岡徳仁さんの「ガラスの茶室-光庵」
もっと色々と行きたいところはあるけど、時間的にここらが限界だ。
まず、京都に着くと滋賀で一人暮らしをしていた時の職場の後輩のレオポンが働いてる旅館に遊びに行った。会えないと思っていたけど、旅館に入るなり、フロントに居て仕事中で悪いと思いながらも喋った。彼には本当に世話になったからなぁ。レオポンの車でよく大津の色んな所に連れて行ってもろたもんだ(baby faceとか)。レオポンとは、また食事に行く約束を取り付けて、サヨナラをした。
その後、タクシーで三十三間堂を目指した。三十三間堂は2年ぶりに行くのだが、目的は三十三間堂にしか売っていないお香を手に入れるためだ。2年前に拝観した時に購入したんだが、とても気に入ってしまった。
家にある在庫がなくなったので、今回は当分切れないように2箱を購入。
三十三間堂を堪能した後は、これまたタクシーでefish【エフィッシュ】に向かった。お腹も空いて来たので、ちょうど良かった。
鴨川沿いにあるefish【エフィッシュ】はとても開放的な室内でした。鴨川に面した窓を全開に開けて気持ちい風に当たりながら食べるランチは美味い。店内は平日にも関わらず、混んでました。
僕の後ろに居た、EXILEみたいなお兄さんとAKBにいてそうなお姉さんカップルが気になった。
今日の夕飯は俵屋の豪華料理と言う事で腹5分位にして、efish【エフィッシュ】を出た。
地下鉄でササッと京都市役所前に向かい時間もちょうど良いので、15時過ぎに俵屋さんにチェックイン!
木造の日本建築に感動した。黒光りの床とか、全体の雰囲気にビックリと感動。丁寧な案内で部屋へと進んだ。
部屋の中は純和風のデザインと調度品が可愛いのと、飾られている掛け軸が狩野派の猿の絵だったので、何か縁を感じた。何故なら、夫婦と生まれてくる子どもが申年だからだ。
室内は本当に静かでゆっくりとしていて京都のど真ん中とは思えない雰囲気だ。荷物を置いてから、18時からの夕食まで京都市内を散策して、時間を潰す事にした。京都の路面店のコム・デ・ギャルソンに行ったり、リッツ・カールトン京都で晩酌用のマカロンを明治屋で手頃なシャンパンと生ハムを購入し、俵屋にもどった。
俵屋内であらゆるところを写真を撮っていたら、時間があっという間に過ぎて、気がつけば晩ご飯の時間となったので、お風呂に入って部屋で晩ご飯を待った。
お風呂もまた檜風呂で雰囲気があり、最高でした。
食事は前菜から順番にタイミング良く運ばれてきて、とても美味しかった。
ただ、残念なのは予約時に妻が妊娠をしているので、生魚は止めて下さいとお願いしていたが、平気でお刺身が提供されたことだった。ただ、それをも上回るサービスと心遣いがあったので、しゃーねーななぁと思うことにした。
夜はしんみりとビル・エヴァンスを聴き、大きな窓から見える竹を眺めながら晩酌して就寝した。
気持よく起床した後は、檜風呂につかって朝ごはんを食べた。雰囲気が良いので、3倍増しで美味い。
宿を出たあとは地下鉄とタクシーで将軍塚青龍殿にある吉岡徳仁さんの「ガラスの茶室-光庵」に向かった。
眩しく熱い太陽がガラスの茶室をより一層、素晴らしく引き立てた。
大舞台からの景色は最高に美しくて暫く佇んでいた。
これから家族が増えて、色々と大変だが、家族皆で頑張っていこうと思った、ベビームーンだった。