西武大津店の思い出~湖辺(うみべ)の落日~ Vol.02

5月に入ると私は西宮の実家にある身の回りの荷物を整理して作品等を荷造りした。作品の梱包が一番大変だった。
生活用品の洗濯機、掃除機、炊飯器などを西宮の171号線沿いのJoshinにまとめて買いに行ったりとこれから始まる一人暮らしを楽しんでいた。
それから、石膏デッサンで通っていた夙川美術研究所の杉浦祐二先生に滋賀県大津市に転勤になった事とそれに伴って夙川美術研究所を辞める事を話し、お礼に神戸大丸で購入した赤ワイン(銘柄は忘れた)を先生にプレゼントをすると先生の手元にあった一冊の本をいただいた。このときに頂いた本は今でも大切に保管している。
ゴールデンウィークが終わり、神戸店のみんなと仲が良かった近隣店舗のスタッフの方々で送別会を開いてもらい、泣きはしなかったけど、この時は本当に嬉しかった。

ゴールデンウィーク開けの平日の休みの日に地元の友達のマーちゃんが引っ越しを手伝いにきてくれた。
引っ越し屋さんは朝から来てくれて荷物をトラックに積んで、大津に向けて一足早く出発した。
作品で荷物が多くなってしまったが、それでも単身の引っ越し料金で引越ができた。
しばらく西宮の実家には戻らない寂しさもあるけど、これから店長として働くことができる希望に満ちた明るい朝だった。
私とマーちゃんはJRで石山駅に向かった。

昼前に石山駅に降り立ったマーチャンと私は早速、家に向かった。
5月中旬の大津は琵琶湖の影響なのか風がものすごく冷たい。5月でこんなに寒かったら、冬とかめちゃくちゃ寒そうだなって思ってしますぐらいに寒い。
不動産屋から頂いた鍵で部屋の中に入った時は俺の城感が凄かった。

しばらくすると引っ越し屋さんが部屋に荷物を運んできてそそくさと帰っていった。
それから又しばらくすると、電気屋さんが洗濯機を運んできてくれた。
荷物をマーちゃんとほどきながら大切なことを忘れてた!電気とガスと水道の開通だ!
急いで電話して今日から引っ越してきまして・・・と話すと、今日中に伺いますとのことですべてのインフラが開通した。
荷物を整理していると、マーちゃんが「音楽がほしいなぁ」と言ったので、そう言えば無音の中で作業していたなぁと思い、
二人で近くの電気屋に向かった。適当にDENONのミニコンポを購入して、家に持って帰り、フラテリスを聞きながら作業を続けた。
気がつけば、もう暗くなり始めていたので、引っ越し祝いも兼ねて焼き肉でも食べに行こうという事になり、JR石山駅前の焼肉屋、麗門(レイモン)に行く事となった。

親友と食べる大津での焼き肉は本当に美味しかった。ビールも格別の美味しさだった。
ちょっと値段は高かったけど、まぁ、引っ越し祝いだし、大津プライスって事で、OK!
帰り際にお店からポラロイドカメラで撮影をされた。記念に一枚いただいたぞ!

明日はまーちゃんとぶらぶら京都旅なので、部屋に帰って寝る事にする。
初めての一人暮らしの部屋で眠る気分は親友もいるからかまだまだ旅行気分です。

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