そごう西武のあの日Vol.11~玩具売り場での接客業の喜び~

私はそごう神戸店(現神戸阪急)の玩具売り場で21歳で接客のキャリアをスタートをさせました。
いや、社会人としてのスタートと言っても良いです。グラフィックデザイナーや画家を目指していたけど、たまたまタウンワークでバイトを探していて見つけた百貨店での玩具売り場の仕事が天職だとは思いもしなかった。接客と言えばそれまで焼く肉屋の店員か酔いどれ相手の居酒屋の接客の経験しかなかった私は百貨店という笑顔の接客で華やかな厳しい世界に飛び込み最初は少しの後悔と緊張がそれまで適当に人生を歩んできた私を成長させてくれた。
2001年から2010年までそごう神戸店と西武大津店で玩具を通じて接客経験を積んできて思うのは、接客は楽しいという事です。

本当に辛いこともあったし、この客、殴ったろか?って思うこともあったし、理不尽な事もめちゃくちゃある。客に怒鳴られ泣かされた事もある。涙を流して大泣きして家に帰る事もあった。でもそんな時に支えてもらったのは他でも無く、周囲の子供服のスタッフ、同僚の励ましがあってこそだった。そして、売り場に遊びに来てくれる子供達の笑顔には本当に癒された。

春休み、夏休み、ゴールデンウィーク、クリスマス、冬休みは休みが少なくてクソ忙しくて死にそうだったけど、売り場にくる子供達の表情や子供、孫の喜ぶ顔を想像して買い物に来るご両親、ご年配の方々のお買い物のお手伝いをするのは本当に気持ちが良いし、喜びを感じます。

令和の時代、人間関係に悩む職場は多いと思うが、サービス業は意外に人間関係に悩むことは少ないんじゃないかとも思う。それよりもお客様との対応が大変なので、それをみんなで乗り切ろうという感覚だった。

2024年現在、私は接客販売とは全く違うメーカーの企画広報室という仕事に就いています。仕事の内容はOfficeソフトを使った事務仕事、Adobeソフトを使ったWebデザイン、GA4を使ったアクセス解析、展示会の準備、カタログ制作などをしています。私が思うには接客業と企画広報の仕事は一見、関係がなさそうだけど、実は関係があるんです!いや、社会人の入り口に立つには接客のスキルはものすごく役に立つし、寧ろ重宝されますよ!具体的な話は次回に譲ります!

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