阪急王子公園駅にある服屋LEBRE(レプリ)

一概には言えないけど、中学生か高校生になるとオシャレに気を使うようになる。
私の場合は特にオシャレには気を使っていた方では無いが、よくアメ村や神戸の古着屋にはよく友達と行った記憶があります。
スニーカーはステップでオールスターを購入した。今ではプレ値がつくアメリカ製オールスターは2000年代前半までは普通に店頭で手に入った時代も今となっては懐かしい。

ファッションのお手本と言えば、好きな映画や憧れのミュージシャンをイメージしてそれによく似たアイテムを探し回るというのがファッションを楽しむ主流だと思う。(今はインスタグラマー等のインフルエンサーがお手本だったりするけど)
1996年にトレインスポッティングという映画が若者たちを中心にちょっとしたブームを巻き起こした。内容は薬物に手を出したジャンキーが薬物絶ちしたり、クラブ行って彼女作ってお金を盗んでという、ハチャメチャな話だけど、ダニー・ボイル監督のこの作品は当時の若者達に衝撃を与えた。
サントラも大ヒットし、UNDERWORLDのボーン・スリッピーが90年代後半のクラブシーンの音楽に影響を与えたのは間違いない。この映画では主人公のレントン役のユアン・マクレガーのファッションがかっこ良かった。坊主頭にボロボロのスニーカーにTシャツとジーパンをピチピチにして着ていたり、スーツにオールスターのスニーカーを履いていたりとどれもかっこ良かった。
その映画の影響で私は本来はMサイズなのにレントンのように着るためにSサイズを選んでTシャツをピチピチにして着ていた。私だけではなく、周りの友達もそのようにしていた。

高校生の頃はアルバイト代が口座に振り込まれれば、神戸や大阪の古着屋へ服を買いに行くと言うのが私の決まりのようなもんで、かっこいいお店はないかと常に探していた。
1997年頃、友達が「めっちゃかっこいい服屋があるから一緒に行こう」と誘われて行ったお店が神戸三宮の高架下にあったAnonyme(アノニーム)だった。古着は置いてなかったけど、ヨーロッパ、アメリカ製の服を中心に国内のブランドを品揃えをしたセレクトショップだった。一部にAnonymeオリジナル商品も販売していた。
その店にはどれも興味を引くかっこいい服がたくさん並んでいたし、何と言っても店長のタコさんの服をコーディネートする素晴らしい知識と情熱が凄かった。高額だけど、ついつい買ってしまうタコさんの接客だった。
神戸の服屋といえば、Knockout(ノックアウト(残念ながら2018年に閉店してしまった。けど、丹波篠山のロカッセタンバで2020年に復活した!))、乱痴気、Junkshop(ジャンクショップ)MR.BOND(ミスターボンド)、B-shop(ビショップ)、BlueBlue(ブルーブルー)などが当時は大人気だったが、Anonymeもこれらと並んで相当なファンがついていたと思う。こんな魅力あるお店を支えていたのが何を隠そうタコさんだ。

インポート物の可愛い、かっこいい服はすべてここに集まっているのではないか?というぐらいだった。それに店長のタコさんはめちゃくちゃおしゃれで、服、オシャレに関する知識量は半端ありません。安い言い方だけど、カリスマ販売員というのかもしれない。そしてタコさんを慕う人はものすごく多い。
ここで買った服を着ると、会う人にその服、カッコいいねと言われる事が多いのは事実。
そんなAnonymeは今はもう閉店してしまったけど、タコさんが2011年に独立を果たし神戸市灘区水道筋にLEBRE(レプリ)をオープンさせたのは嬉しい。
扱っている商品はタコさんがデザインした商品とセレクトされた服達がならぶ。神戸でインディアンジュエリーのWING ROCKが手に入る唯一のお店らしい。

服飾関係の方やファション、おしゃれに興味のある方は是非行ってみて欲しいです。タコさんはお話するだけでも喜んでくれますよ!

■■■■■お店情報■■■■■
LEBRE(レプリ)
〒557-0831
兵庫県神戸市灘区水道筋3丁目14-2
定休日:水曜日
営業時間:12時~20時
TEL:090-8387-5043

外観
↑LEBRE(レプリ)の外観は元々は子供服のお店だったみたい

入り口
↑入り口

↑タコさんとLEBRE(レプリ)の外観
↑タコさんとLEBRE(レプリ)の外観
↑LEBRE(レプリ)の看板
↑LEBRE(レプリ)の看板

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