東京探訪Vol.1_バルテュス展編【2014年4月19日(土)】

2001年に画集で出会って以来、ずっとファンだったバルテュスの作品を見る機会がやっと訪れた。13年間、ずっと本物が見たいと願いながら、画集や書籍で、我慢をしていた。

バルテュスの作品を見ると、なんだか不思議な構図でそのミステリアスな雰囲気がより一層、僕の心を掴み、一体どんな人なんだろうかと言う興味が底しれずに湧いてきた。バルテュスが愛読している本などがわかると購入して読んだりもした。本物の作品を見ればもっとバルテュスの事が分かりそうなので、その時が来ることを切に願っていたが、遂にその時が来た。昨年末にその知らせをネットで知った時は、飛び上がるほどに嬉しくて、Facebookにも投稿してしまった。7月に京都にも巡回があって関西に住んでいる、Mr.Unisexはその時まで待てばいいものを、我慢しきれずに、東京の初日に行く事に決めた。

この日をどれだけ待った事か、前日からワクワク感が止まらなかった。
当日の朝、11時頃に東京都美術館に到着すると積年の思いが僕の心に緊張感を与えた。

やっと見ることができたバルテュスの作品はどれも静かで、田舎道にひっそりと佇んでいるバス停のように控えめで、なんだか優しい気持ちになれた。
作品の主題によって変えられている、作品のマチエールも見どころの一つで、これもまた見ていて楽しい。

僕はいつも作品展示等は最初の印象を大切にするために、来た順路を引き返す事はしないようにしているんやけど、今回のバルテュス展に関しては別問題で何度も引き返しては作品を見直してしまいました。

図録に関しても余程、気に入った展示でないと購入しないのですが、購入しました。図録以外にも夫人である節子さんのサイン入り本や作品マグネットも購入しました。

いやぁ、とにかく感無量でした。ありがとう。

 

balthus
良い天気の中で作品を見る事が出来ました。

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